最初は忍者と言う設定はありませんでした。
単にリョナで、更に蘭菊と言うよりモブ菊でした。
蘭さんはもっと醒めていて、ラストは「俺に寝返るか死ぬかどっちか自分で決めろ」と言うものでした。
どっちを選んでもBAD ENDだったのでタイトルは「DEAD END(袋小路)」になりました。
イギリス商館で暴れて血まみれの蘭さんがやたらと興奮しているのは昔ヤングマガジンで連載していた「LOVE GOOD」で、キヨトを殺したレイがミキに対して「人殺しってコーフンするだろー?」「俺も初めて人殺しをしたときは一週間くらいボッキが治まんなくてよぉ、ずっセックスしっぱなしだったんだよなー。生きてる実感を感じたか?」と言うシーンのオマージュです。
たまに忍者ネタ使いますが、私の忍者の知識は小学生の頃に読んだ学研のひみつシリーズの「忍術・手品のひみつ」レベルの知識です。
本当は菊は京都の平安京のラッパスッパの末裔とか言う設定にしたかったのですが、「金で雇い主を決める」「任務の為なら仲間の死を厭わない」「そうそう抜けられない」と言う設定を満たすのは伊賀忍しかありませんでした。
高校時代からの同人友達が甲賀の出身で「時代劇だと何となく伊賀忍は正義で甲賀忍は悪みたいなのが多いから伊賀忍嫌い!」と言ってたので、本当は伊賀忍は避けたかったんですよね…
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